5月26日、山口県宇部市の長生炭鉱で83年前に発生し水没事故の遺骨収集を目指す市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が、遺骨があるとみられる坑道につながる横穴を発見した。
この横穴は海上の排気口「ピーヤ」の水深約32m地点で、主坑道の崩落箇所を迂回できる可能性があり、団体は「犠牲者に近づいていく非常に大きい成果」と期待している。
183人が犠牲となった海底にはいまだ多くの遺骨が残されている。
団体は政府や宇部市に支援を要請しており、6月18日と19日にはこの横穴からの本格的な潜水調査で遺骨収拾を試みる予定だ。
そのため、5月29日、状況確認していた地元ダイバーが潜水調査中に骨のようなものを見つけ、警察が鑑定を進めている。

(NHK 山口NEWS WEB, KRY日テレ山口放送, yab 山口朝日放送, TBS NEWS DIG 2025/5/27~29 配信)