戦時中に水没事故が起きた山口県宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」。
26日、遺骨回収に取り組む地元市民団体が現地で開いた追悼集会に韓国在住の遺族が招かれ、犠牲者を悼むとともに遺骨が見つかることを願った。

1942年の水没事故では朝鮮半島出身者136人を含む183人が亡くなり、遺骨は今も海底に残されたまま。
追悼集会には韓国からの遺族14人を含む日韓の遺族計18人が参加、約250人が集まった。

先月、炭鉱の入り口だった坑口は市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の調査で見つかった。

団体共同代表の井上洋子さんは「調査で一片でも遺骨を見つけたい」と話した。

今月29日から専門のダイバーが海に突き出た排気筒や抗口から入って、遺骨を見つけるための潜水調査を行う予定。

(KRY山口放送, 山口 NEWS WEB, 共同通信, 東京新聞web 2024/10/26,27 配信)