韓国のソウル西部地裁は10日、韓国人元慰安婦を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連、旧挺対協=ていたいきょう)の寄付金横領の罪などに問われた前理事長で、無所属の国会議員の尹美香(ユン・ミヒャン)被告(58)に罰金1500万ウォン(約155万円)の判決を言い渡した。
検察は懲役5年を求刑していた。
地裁は起訴された内容の多くについて無罪としたうえで、慰安婦運動を主導してきた尹被告の一部の不正を認定した。
尹被告は判決後「検察が無理に起訴した部分のほとんどが無罪になった」と強調し、控訴する意向を表明した。
一方、検察側も「事実誤認があり、納得できない」と控訴する意向を明らかにした。
(毎日新聞、JIJI.COM、NHK NEWS WEB 2023/2/10 配信)