日本の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」は、山口県宇部市の長生炭鉱で83年前に起きた水没事故現場へ繋がる海底通路を独自に発見した。
これは1942年2月に海水が侵入し、136人の朝鮮人と47人の日本人が死亡した悲劇。
今回発見された坑道入り口は水深43mの海中、排気口から繋がり、犠牲者作業場所近くで遺骨発見が期待される。
会は昨年10月にも別の入り口を発見し、市民寄付で発掘を継続中。
今月25日には日韓のダイバーが共同で遺骨発掘作業を行う。
石破首相も国の支援に前向きな姿勢を示している。
刻む会は遺骨収容を重要な転換点と捉え、今月12日に訪韓し李在明政権に支援を要請予定。
戦後80年を前に、韓日政府の協力が未来志向の友好関係へ繋がると期待し、李大統領に石破首相への政府間協力提案を求めている。
発掘継続には高性能機器や専門人材費用が必要で、さらに資金を募っている。
(朝日新聞、ハンギョレ新聞 2025/8/11,12 配信)