82年前の1942年太平洋戦争中、宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」の水没事故で、朝鮮半島出身者136人を含む、183人の労働者が犠牲となった。
遺骨の収集を目指す市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が24日から炭鉱の入り口・坑口を掘り起こす掘削工事を始めたが、25日、深さ5メートルほどの地下に炭鉱の入り口と見られる穴を見つけた。
団体では、2015年に実施した電気探査や関係者の証言などから、「この穴が炭鉱の出入り口である可能性が高い」と見ている。
さらに、詳しい状況を確かめたうえで丁寧に掘削作業を進め、10月下旬には専門技術を持つダイバーが穴から坑道に入って遺骨を探す調査を行いたいとしている。
(福岡 NEWS WEB, TBS NEWS DIG, KRY山口放送 2024/9/25,26 配信)