イタリア西部サルデーニャ島の公有地に、慰安婦問題を象徴する少女像が設置され、22日に除幕式が行われた。
リタ・バッレベッラ市長は21日、在イタリア日本大使館関係者から説明を受け、「慰安婦問題について勉強不足だった。日本のみを批判する意図はなかった」と釈明した上で、「碑文には一方的な主張が記されている。日韓両国の立場を併記した碑文に作り替える」と明らかにしている。
一方で、像は「女性への暴力に対する連帯を示すために設置を決めた。日本に対する非難や政治的論争に加担する意図はない」とも表明した。
設置した韓国の元慰安婦支援団体「正義記憶連帯(正義連、旧挺対協=ていたいきょう)」の発表によると、欧州の公有地に少女像が設置されるのは2020年のドイツ・ベルリンに続いて2か所目。

(読売新聞, 東京新聞, NHK NEWS WEB 2024/6/23 配信)