北九州市が門司区で計画する複合公共施設整備事業について、市議会は6月14日の本会議で、施設の建設工事費などの債務負担行為を含む今年度一般会計補正予算案を賛成多数で可決した。

昨年9月、建設予定地で1891(明治24)年開業した初代門司駅関連遺構が出土して以降、保存のあり方について議論が続いていたが、市は7月から追加の埋蔵文化財発掘調査と記録保存を実施した後、今秋にも遺構を取り壊して今年度中に施設整備に着手する方針。

補正予算には、追加発掘調査費2850万円を含む施設の整備事業費8億444万円を計上。
老朽化して点在する区役所や図書館、市民会館などを集約する施設の建設費123億3400万円は、2027年度までに支出する債務負担行為として設定した。

(毎日新聞, 読売新聞, 朝日新聞, NHK北九州 2024/6/15 配信)