米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐる訴訟で、国は28日、辺野古周辺住民4人の原告適格を認めた福岡高裁那覇支部の判決を不服として、最高裁判所に上告した。
辺野古新基地を巡る訴訟で「訴える資格」を認められた住民側の勝訴は初めてで、控訴審判決が確定すれば初めて地裁で実体審理が行われる見通しだったため、29日の期限までに国が上告するかが注目されていた。
なお、玉城デニー知事は23日、軟弱地盤がある辺野古崎北側の大浦湾でサンゴ約8万4千群体について国の移植申請を許可。
防衛省は24日午後、作業を開始した。
作業期間は約1年間を予定し、近隣の海域に移した上で埋め立てを進める。
(朝日新聞、沖縄タイムズ、読売新聞、JIJI.COM 2024/5/23,28 配信)