米軍・普天間基地(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設計画をめぐり、沖縄県が国の関与取り消しを求めている裁判で、24日、最高裁第一小法廷は弁論を開かないまま、判決を9月言い渡すことなどを決めた。この県側の上告を受理しない決定により、県側の敗訴とした福岡高裁那覇支部判決が確定する見通しになった。
訴訟は、名護市辺野古沖の軟弱地盤の改良工事を巡るもので、国の設計変更申請を県は「不承認」としたが、国土交通大臣がこれを取り消す裁決をしたほか、申請を認めるよう県に是正の指示を出していた。
知事の不承認で現在は埋め立て工事は止まっているが、判決が確定すれば県は国の指示に従い工事を承認する義務を負うことになる。
(NHKオンライン、日本経済新聞、朝日新聞デジタル、TBS NEWS DIG 2023/8/24 配信)