任期満了に伴う那覇市長選が23日投開票され、無所属新人で前副市長の知念覚(さとる)氏(59)=自民、公明県本部推薦=が6万4165票を獲得し、玉城デニー知事ら「オール沖縄」勢力が支援する前県議の翁長雄治(たけはる)氏(35)=立憲、共産、れいわ、社民、沖縄社会大衆推薦=に1万40票差をつけ、初当選を果たした。投票率は47・05%。


米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対でまとまる政治勢力「オール沖縄」と、自公が推す無所属新顔同士の一騎打ちとなった。
今回は「オール沖縄」を構築した故翁長雄志氏の後継知事の玉城デニー氏と、「オール沖縄」の象徴的存在だった現職の城間幹子市長が知念氏を支持したことから、異例ともいえる「代理対決」の構図となっていた。


自公は市政を奪還し「選挙イヤー」の今年、7市長選で全勝した。
9月に再選したばかりの玉城知事にとって、政府との厳しい関係が続く2期目の序盤で、大きな痛手となった。


(朝日新聞、毎日新聞、琉球新報、沖縄タイムス+ 2022/10/14 配信)