米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る県民投票が14日午前、告示された。
辺野古の埋め立て計画について「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択で問う。沖縄での県民投票は1996年以来2回目。
2014、18年の沖縄県知事選は移設反対の候補が勝利し、政府や自民党が推す候補は敗れたにもかかわらず、政府は18年12月辺野古での土砂投入に着手した。
県民投票条例は、最多となった選択肢の票数が全投票資格者の4分の1に達した場合、知事はその結果を尊重し、日米両政府にも結果を伝えると明記している。
投票結果に移設工事を止める法的拘束力はないが、玉城デニー知事ら移設反対派は民意を改めて示す機会に位置づける。
工事の進捗に影響する可能性もあり、辺野古移設を推し進める安倍政権がどのような対応をとるのかも焦点になる。
一部離島を除き24日に投票され、即日開票される。
(参考:朝日新聞、沖縄タイムス、日本経済新聞2月14日配信)