17日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設工事が進む名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前歩道に、土砂投入が始まる前の対策とみられる新しい柵が設置され、工事車両が基地内に入った。
沖縄防衛局が14日深夜から15日早朝にかけて設置した柵は高さ約4メートル幅約40メートルで、市民の座り込みを規制するためとみられる。
同日午前8時半に市民約40人が、柵と交通規制用のタンクの間の幅約1メートルに座り込んだ。しかし、工事車両が到着し始めた同9時には機動隊が道交法違反を理由に反対派の市民を強制的に排除した。
その横で、砕石などを積んだダンプカーなどの工事車両約200台が、午前10時までにゲートの中へ入った。
沖縄平和運動センターの山城博治(ひろじ)議長は「国道の一部が工事のために占拠されている。抗議活動を封じ込めるためだ」と反発している。
(参考:朝日新聞DIGITAL、沖縄タイムス、琉球新報電子版7月17日配信)