韓国外務省は6月19日、紛争地域の女性を性的暴力から保護する活動を推進するため諮問委員会などを立ち上げた。
この前日、康京和外相は就任1年の記者会見で、慰安婦問題が戦時中の女性に対する深刻な人権問題だとする従来の認識を述べたうえで、問題を国際社会に知らせる新たな計画をつくることを明らかにしていた。
これに対して、河野太郎外相は19日午前、2015年末の「日韓合意の精神に反する」と不快感を表明し、抗議。
韓国外務省は「特定の国に対する問題提起ではなく、日韓合意と結びつけるのは適切でない」という見解を示した。
また、同省は活動内容を「被害者への協力事業を行い、定例の国際会議を開催する」と説明しているが、諮問委員には元慰安婦の支援団体代表が選ばれていることから慰安婦問題も取り上げるものと見られ、日本政府は注視している。
(参考:時事ドットコムニュース、NHK NEWS WEB 6月19日配信)