日本による植民地時代に朝鮮半島から強制徴用された労働者を象徴する像(徴用工像)が 釜山の日本総領事館近くの歩道に1か月以上も置かれていた問題で、5月31日にこの像が強制撤去された。

この日、現場にはデモ隊およそ100人が集まり、撤去を阻止しようとしたが、警察は1500人の機動隊を動員して徴用工像を何重にも取り囲んだ。

歩道を管轄する釜山市東区は「法に則り、違法に置かれた像を政府が勧める国立日帝強制動員歴史館に運んだ」と説明。

撤去費用を支払えば、「日本総領事館前に設置する計画に変化はない」と主張する市民団体側が像を引き取れるため、再び同じことが繰り返され、立場の違いから問題が長期化することが予想される。

(参考:釜山聯合ニュース5月31日配信、朝鮮日報日本語版5月31日配信)