来たる6月16日(日)、北九州市において
ドキュメンタリー映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』が初めて上映されます。
九州では2月にKBCシネマで初公開されて満席となり、
追加上映が行われたほど反響の大きい映画です。
北九州市では、「日本軍『慰安婦』問題解決のために行動する会・北九州」 によって、
下記のとおり自主上映されます。
長年、慰安婦問題を追いかけてきた朴壽南監督と、3作目となった本作品の内容なども
紹介しておきます。
●6月16日(土)14:00(開場13:30)
●会場:北九州市立生涯学習総合センターホール(最寄駅JR西小倉)
北九州市小倉北区大門一丁目6番43号
●主催:現代教育研究会・「沈黙」上映実行委員会
●問合せ:chieko-yes@owa.bbiq.jp 電話:090-6635-5919 (野口)
●後援:北九州市教育委員会、毎日新聞、朝日新聞
●入場料:前売り1000円/ 当日1300円/学生500円
●2017年/ 117分 / カラー/ HD /日本・韓国
【公式サイト】https://tinmoku.wixsite.com/docu
【Facebook】https://www.facebook.com/tinmoku/
【Twitter】 https://twitter.com/tinmoku2017
【監督】朴壽南(パク・スナム)1935年生まれ、在日コリアン2世、神奈川県在住
朴壽南公式サイト http://nutigafu.wix.com/park-soonam
【作品内容】
李玉先(イ・オクソン)さん(90歳)は、韓国政府登録の日本軍「慰安婦」
生存者のお一人。 李さんは今から20余年前の1994年、半世紀の沈黙を破り
14人の仲間と日本政府に公式謝罪と個人補償を求めて立ち上がった。
彼女達は韓国支援団体から独立し<被害者の会>を結成。3年に渡り来日し
「アジア平和国民基金」への抗議し、記者会見や集会でみずからの体験を
語り訴えた。
91年に沖縄戦の朝鮮人強制連行の実態を『アリランのうた-オキナワからの証言』で
描いた在日朝鮮人2世の女性監督朴壽南は、沖縄戦の元「慰安婦」の存在に光を当て、
90年代立ち上がった韓国の被害者たちの闘いに寄り添い、当事者の恨(ハン)を
記録してきた。その大半が亡くなった今、貴重な密着映像には、日韓両政府の
「決着」で置き去りにされる当事者の肉声や生き生きとした姿が溢れる。
2017年12月、東京<アップリンク渋谷>で公開のあと全国で上映が開始。
「慰安婦」の姿を映像で初めて観たという10代から20代の若者たちにも反響が大きく
6月には今年3回目のアンコール上映が予定されている。
また歴史の真実を伝えたいという市民が中心となり自主上映の動きも広がっている。
この映画は2017年東京で上映が開始されて反響を呼び、 新聞には映画とともに
朴壽南監督も紹介されています。
【参考】毎日新聞 2018年2月28日 https://docs.wixstatic.com/ugd/d7a728_a27c8449a1034a9fa7462402d463b394.pdf
さらに、この映画は下記のとおり各方面で高い評価を得ているようです。
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◎2017年第91回キネマ旬報ベストテン<文化映画>第6位 http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/culture.aspx
◎2016 第8回韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭
http://dmzdocs.com/archives/program/the-silence 特別賞<勇敢な雁賞>受賞
◎2016 第18回ソウル国際女性映画祭 正式出品
◎2016 第21回SHINTOKU「空想の森」映画祭正式出品
◎2016 第9回ソウル老人映画祭 正式出品
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昨今のDVDなどのようにレンタルで簡単に見られるものではないので、
福岡で見られなかった方は、この機会を逃さず見るべき映画ではないかと思います。
気になる方はぜひぜひお運びください!